アレルギー治療|喘息 アトピー性皮膚炎 食物アレルギー アストグラフ 呼気NO測定器|まつざき小児科 下関市

まつざき小児科

〒650-0047 山口県下関市梶栗町2丁目2-22
TEL:083-255-1234

アレルギー治療
1.喘息

【病態説明】
喘息は気管支のアレルギーによる慢性の炎症により気管支が敏感になり、色々な刺激によりゼーゼーという息苦しい発作が起こることがわかって来ました。喘息を治してゆくためには、発作の時の治療だけでなく、発作がない時にも気道の炎症を治療することが必要です。
日常のコントロール(発作がない)だけでなく、最終的には治癒(完全に治ってしまうこと)を目指します。

【治療方針】
小児気管支喘息の治療目標(小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017)

*症状のコントロール
(1)短時間作用性β2刺激薬の頓用が減少、または必要がない
(2)昼夜を通じて症状がない

*呼吸機能の正常化
(3)ピークフロー(PEF)やスパイロメトリーがほぼ正常で安定している
(4)気道過敏性が改善し、運動や冷気などによる症状誘発がない

*QOLの改善
(5)スポーツを含めて日常生活を普通に行うことができる
(6)治療薬による副作用がない

今までは、日常のコントロールのため(1)〜(2)、(5)を中心の治療でしたが、今後は治癒を目標とするために(3)〜(4)も重要です。
高血圧や糖尿病の治療には、自覚症状だけでなく血圧測定や血糖測定が必要です。これと同じように、喘息の治療には、肺機能検査や気道過敏性検査が必要ですが、煩雑なため実際にはあまり行われていないのが現状です。
当院では、幼児はモストグラフによる呼吸抵抗など、学童では肺機能検査や気管支の敏感さの検査にアストグラフを用いています。気道炎症を調べるため、呼気中一酸化窒素の測定も行っています。そのための専任の臨床検査技師がいます。
大人になってからの再発の少ない、質の良い治療を目指しています。

  • (1)アストグラフ
    アストグラフ
    喘息の本態である気管支の敏感さを調べます。10才くらいから。
  • (2)肺機能計
    肺機能計
    肺の働きを調べます。気管支が狭くなっているかどうか評価できます。5才くらいから。
  • (3)呼気NO測定器
    呼気NO測定器
    喘息の病態の基本である気道の炎症を調べることが出来ます。 方法としては吐く息の中の一酸化窒素を測定します。6歳前後から測定できます。
  • (4)モストグラフ
    肺機能計
    呼吸の抵抗値などの測定を行います。気道が狭くなっているかどうかを間接的に知ることが出来ます、3歳頃から可能で、幼児の気管支の状態を調べます。β刺激薬による可逆性があれば、喘息の可能性が高いと考えられます。
2.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アトピー体質に皮膚の防御機構の異常と悪化因子が合わさって起こる慢性の皮膚炎です。小児のアトピー性皮膚炎の何割かは気管支喘息を発症するといわれています。皮膚症状の改善と共に将来の喘息発症を防ぐことを目標にします。
@スキンケアーA刺激因子の除去:環境整備B薬物治療C食物アレルギーの合併のある方では必要最小限の食物の除去・・・・この4点を基本に行います。

アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリアー機能(体の外からアレルゲンや細菌、刺激物が進入するのを防ぐ働き)が低下していることが、病態にとって重要なことがわかってきました。アレルギーの発症は、以前は食物を摂取することによって起こると考えられていましたが、最近の研究では、経皮感作といって、バリアー障害のある皮膚を介して抗原が侵入することによりアレルギーを発症すると考えられるようになってきました。十分な外用剤の使用とスキンケアーにより、皮膚をきれいに保つことが、経皮感作を防ぎアレルギーマーチの進展を防ぐといわれています。また卵や乳や小麦などの食物は適切な時期に消化管経由で体に入るとアレルギーを発症しにくくなるのではと考えられています。食物除去は必要最小限にとどめ食べられるものは食べていくことがアレルギーの進展を防ぐようです。なるべく食べた方が良いのですが、すでに感作されていると即時反応で強い症状が出ることがあります。医師に相談のうえ食事をすすめることが必要です。

3.食物アレルギー

管理栄養士や栄養士による栄養指導
即時反応を起こす患者さんには、除去食が必要ですが、不必要な除去食はアレルギーの治りが悪くなるともいわれており、また栄養的にも問題が起こることがあります。そのため、当院では、管理栄養士や栄養士による栄養指導を行っております。

経口負荷試験
必要に応じ食物経口負荷試験を行っています。重症の食物アレルギーの方は、強い即時反応が出る可能性を考慮し基幹総合病院での食物経口負荷試験をお勧めし紹介させて頂きます。

4.舌下免疫療法

スギやダニによるアレルギー性鼻炎の治療として、アレルゲンを含む治療薬を投与する治療法です。以前は注射による皮下免疫療法が中心でしたが、最近舌下に投与する治療法が行われるようになりました。なお、2年〜3年以上投与が必要です。スギの舌下免疫療法は効果が数ヶ月(1ヶ月〜)で、ダニによる舌下免疫療法は効果発現までに6ヶ月くらいかかることが多いようです。なお対象年齢に制限がありますので、詳しくは御相談ください。

当院の特徴紹介

小児科専門医二人体制

小児科専門医二人体制

アレルギーの診療

アレルギーの診療

栄養指導

管理栄養士による栄養指導

日曜(午前中)診療

当院では日曜(午前中)診療を実施しています。

心の相談室について

臨床心理士による心の相談室

絵本の充実

絵本の読みあい会


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